【サイズ: 13,8cm X 9,8cm】
【ドイツ直輸入】
最初にフェイク・ファーのポストカードを見つけたのは、パリの現代美術館、「パレ・ドゥ・トーキョー」のミュージアム・ショップでした。 色とりどりのフェイク・ファーでできているポストカードを見て、「ひゃーっ、何これ!?」
と正直思いました。でも、見ているうちに面白くなってきて、ドイツのメーカーにコンタクトし、輸入し始めました。 一番最初に紹介したのが、「豹柄」や「トラ柄」のポストカードです。 その次に紹介したのは、トナカイや雪だるまが刺しゅうされている「クリスマス」用のポストカードでした。 そして、第三弾が、このブルーとピンク地に刺しゅうされた黒猫になります。厳密に言いますと、黒い部分は、布のアプリケで、その上に銀糸でアウトラインが刺しゅうされています。 猫の眼には、小さな光るブルーの石がはめこまれています。一見、「チープ」な感じのするポストカードですが、技術的には段々と洗練されてきている事が分かります。 最後に「猫の顔」に関するエピソードをひとつ。 だいぶ前に、フランス人の夫に何かの拍子に「猫の顔がねぇ・・・」といって話しかけた事がありました。すぐに夫が反論していうには、「猫には顔は無い。」びっりして「それじぁあ、眼とか鼻とかひげのある部分は何とよべばいいの?」
「猫の頭だ」との答が返ってきました。 要するに、人間の顔でしたら、髪の毛の生えている部分が「頭」で、その下にあるのが「顔」ですが、猫には顔中毛が生えているので、「頭」になってしまうらしいのです。と、勝手に解釈した訳ですが、もしかしたら間違っているかもしれません。